« サンクス!モニカ | トップページ | Perfume『⊿』 »

2009年7月13日 (月)

夢 が 俺 た ち を 強 く し て く れ た

Rookies1_2

 夢にときめけ!明日にきらめけ!ということで観てきましたよ「RO○KIES -卒業-」!

 (注:ここから先は「RO○KIES」ファンの方はお戻りください。長文ですし)

 まず開始直後からびっくりしたことに、登場メンバーの紹介や野球部の置かれた状況の説明がありません(何やら乱闘シーンの回想があったけど)。
 この時点で直感したのは「なるほど、これはドラマや原作のコミックを知っている人だけに向けて作られた映画だ。つまり、そのどちらもチェックしていない私には楽しむ資格がない」と。

 残念ながらこの直感は的中しました。というか、映画……なのこれ?


 ストーリーのおおまかな軸としては「新入生が入部→先輩と新入生と打ち解ける→某メンバーが負傷→それでも勝ち進むチーム→あと1勝で甲子園!」という感じです。十分盛り上がりそうなストーリーじゃないですか。
 しかし盛り上がらない。いや、劇中の人物が絶叫と説教(夢について)を繰り返すことで、劇場内は盛り上がっていたのですが、私には極めて強い置いてけぼり感が……。

 つまり、単に勢いだけで話が進んでいて、登場人物がどんな想いで野球に取り組んでいるのかが全然掴めない。まあこれは原作をチェックすれば解消されるのだと思いたいですが。

 じゃあ、原作と関係なしに楽しめそうな部分となると……野球パート!ということになりますが、これまた微妙。甲子園出場を賭けた決勝戦まではダイジェスト的に、サクサク進んでいきます。時間の都合もあるでしょうし、それはそれでいいんです。たとえまともな野球シーンが全然なかったり、練習シーンが「何度もダイビングキャッチして泥まみれに」「雨の中、叫びながらタイヤを引っ張って走る」などの安易な感じでも。なぜそこまで一生懸命練習するの?という理由を知りたかったんですが「そこはドラマで説明してるから、劇場版で描く必要はないぜ!」という製作側の決断力に驚愕。

 そして決勝戦。相手校のエースが非常に優れたピッチャーで、ニコガクの皆さんは凡退。そして相手校の攻撃となり、ニコガクのピッチャー安仁屋が登板。なんと最初のバッターは全球見逃しの三振! それを見た登場人物のひとりが「あれがあいつらの手だ……最初にああやって敵の球筋や配球を分析しているんだ」

 なるほど。普通強豪校が大一番を迎えるような場合、試合前に相手校を偵察していると思いますが(「キャプテン」より抜粋)。大事な試合でわざわざそんなことやるかな?

 しかも先頭バッターの見逃しだけで分析結果が出た!

              ↓

 分析結果「いつも初球はストレートのド真ん中だ」

              ↓

         安仁屋くんメッタ打ち

              ↓

 ニコガクのセカンドが安仁屋くんに「真ん中ばっかり投げて芸がないですね」

              ↓

       安仁屋「ハッ!」と気づく

              ↓

     相手打線をがっちり押さえる

 …………え?

 

 その後も試合は相手校のリードで進みます。敵エースのフォークにまったく手が出ないニコガクナイン。
 ピンチになると、メンバーの誰かがクサいセリフを言う→ピンチを脱する、という繰返しを何十回も見せられるような感じで試合は進んでいきます。

 終盤になると、敵エースのフォークをガンガン打ちだすニコガクナイン。 大量のビハインドから、一気に敵を追い詰めます。
 ただ、この終盤の追い上げも、「相手の球威が落ちてきた」「あのフォークはこう攻略できる」などの野球的な考察はもちろんありません。「夢に向かってがんばれ!夢にときめけ!」とメンバー絶叫→大量ヒット→メンバー絶叫、という精神論と勢いオンリーです。実際、高校野球は信じられないような劇的な展開があったりするので、「こんなの安直だよ」とは言いませんが、信じられないようなヒットや、異常な打法で出塁していきます。

 
 劇中で解説者が「野球をなめている奴が勝てるほど、高校野球は甘くない」と独りごちる部分がありますが、いや、この映画作った人たちがいちばん野球をなめ(略)
 (しかもこの解説者、ラストは泣きながら「高校野球って、いいよな」って言ってます。キャラがブレてない?)

 あと、試合中に何回も何回もタイムをして、その都度メンバーがクサいセリフを言います。けがをしたメンバーに、仲間が「お前だけが痛いんじゃねえ。その傷は、ニコガクの傷だ」とか。

 書いていて気付いたんですけど、結局野球そのものが目的じゃなくて、この劇場版においては手段なわけですね。本当の目的は、メンバーのクサいセリフと絶叫→メンバー感涙というループを見せることという。その雰囲気に酔うためですね。そう考えると、あの試合展開や長尺のタイムなどがすべて腑に落ちます。

 映画的なリアリティとかおもしろさ、バランスや完成度、間口の広さや奥の深さなどは二の次。そう考えると、あの広告量にも合点がいきます。

 ラストでは野球部監督の川藤先生に向けて、ニコガクナインが一人ずつ挨拶をします。
 ニコガクメンバーの憎まれ口と感謝の言葉→先生のバストショット(この一連のカット割りを、一人が喋る間に何度も繰り返す)をメンバー10人全部やります……って映画としてはそんなシーンありえないと思うんですが。でも、この劇場版はそれをやれる唯一の作品です。


 ……あ、いいところも書いておきましょうか。時すでに遅し?
 えーと、平塚役の桐谷健太さんの演技はとても楽しませてくれました。素晴らしい役者さんです。
 それと、決勝戦ではしょっちゅうニコガクベンチの様子が映りますが、画面の上部分には常に女子高生の下半身が映っているサービス精神とか。

 あとはこれですね、僕が最近観に行ったどんな映画と比べても、可愛い女の子がたくさん観に来ていた!! これにつきますね。おもしろいけど通好みな映画なんかより、こういう作品を観ろ!と。
 それはそれできついですが。

|

« サンクス!モニカ | トップページ | Perfume『⊿』 »

コメント

[ごくせん]は??

投稿: | 2009年7月14日 (火) 14時50分

コメントありがとうございます。

「ごくせん」、ぜひ挑戦したいと思います。
(もちろんドラマは未見です)

投稿: 祈祷 | 2009年7月15日 (水) 23時56分


こんだけ稼いだら神気取ってもいいだろwwwwwww

http://paipai.world-wife.com/d5kc9ms/


てか、ヤる事っつっても一緒に手淫して後は騎乗で
一方的に女に乱れてもらうだけなんだけどなwwwwwwww

今日もこれから5万稼いできやすwwwwwww楽すぎワロチwwwwww

投稿: ワタシハ神ダ | 2009年11月11日 (水) 14時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« サンクス!モニカ | トップページ | Perfume『⊿』 »