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2009年1月23日 (金)

マリーシア

 相変わらず新聞を読んでいたら「マリーシア ―〈駆け引き〉が日本のサッカーを強くする」という新書の広告がありました。以下、紹介文を引用します。
 「サッカーは戦術や技術だけでは勝てない。日本が、国際舞台で試合を有利に運び、勝利を得るために、〈マリーシア〉が必要不可欠であることを提言する!」

 〈マリーシア〉……皆さんご存知でしょうか。僕はこの言葉を高校生の頃、「俺たちのフィールド」というサッカー漫画(週刊少年サンデー掲載)で知りました。そこでは〈マリーシア〉とは〈ずる賢さ〉というニュアンスだったように思います。例えば、ボールの取り合いにしても、ファウルを取られないギリギリのところで腕を使って相手を押しのけるとか。接触プレイで、相手がファウルしたように見せかけるとか。

 十数年前の漫画でも載っていたようなテーマをいま新書で?とも思いましたが、いまだにそれが実行されていない&いまならではの切り口で紹介されているのでしょう(←適当)。

 でも、サッカーの日本代表が国際舞台で勝てないのは、マリーシアがどうこうより、もっと複合的な問題で……って僕が言うまでもないでしょうけど。

 僕は2006年のワールドカップドイツ大会以降、サッカー日本代表の試合を1試合も観ていません。
 とにかく衝撃的だったのは日本の……最終戦でしたっけ? その日は民放の放送だったと思うのですが、ハーフタイムが終わり、ベンチリポーターがこう言いました。
 「ハーフタイムのジーコ監督の指示をお伝えします! パスを繋げ、ミスを減らせ、点を取れ、以上です!」
 そしたらアナウンサーが「ありがとうございました!」と……

 そこは「ふざけるな! てめえそれでも監督か!」という視聴者の声をアナウンサーが代弁するべきだと思うんですが。
 その後はアナウンサーと解説者が雁首揃えてよくわからんことを喚いていたと記憶しています。

 結局、事前に「ジーコじゃ戦えない、すぐにでも監督を変えるべき」と言っていたのはセルジオ越後くらいでしたっけ? サッカーに関しては新聞とテレビくらいからしか情報を得ていなかったのでよくわかりません(そもそももう昔の話ですし)。

 それで敗戦後、責めを負うべき川淵(ジーコを推した主犯)は「次はオシム……あっ言っちゃった」でマスコミの批判を逸らし(というかそれで「えっ何? オシム?オシム!?」となるメディアもファンも××ですが)、ロクな反省も検証もないままヌルい感じでいまに至っているように思います。

 あとこれも……確か2002年のワールドカップ?で沢木耕太郎氏が朝日新聞に寄稿していました。「このワールドカップで日本と韓国のサッカーが歩んできた道がはっきり表れるだろう。大した批判にも晒されず安穏とした環境でやってきた日本と、プレッシャーと批判のなかで戦ってきた韓国の」という感じでした。しかして、その結果は……。

 ここ1年くらいの新聞で「代表の試合に客が入らなくなって、サッカー協会が頭を悩ませている」とか出てましたけど、そりゃ当然の帰結でしょう。その原因が理解できないかぎり絶対問題は解決しませんよ。心あるサッカー・ファンはどう思っているんですかね。

 はい、いつも以上にうろ覚えと知ったかぶり満載でお送りしました。

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2009年1月17日 (土)

酩酊状態で書くPerfume NHK特番の件

※恒例の自己満足的妄言のため、マニア以外は(むしろマニアも)スルー推奨です。書きながら知らん間に眠っていたので、翌朝推敲しました

 まず前置きから。
 そもそも、何故執拗にPerfumeのことを書いているのかというと、ただ単に音楽的にフレッシュでカッコよくておもしろいからです。何回聴いてもその都度衝撃が更新されるからです。そして、何度書いても(掘り下げても)新しい発見があるからです。

 でも、Perfumeの3人は音楽の制作そのものには大して関わっていないわけで(ヴォーカル素材の提供くらいのはず)。音楽面は、作詞/作曲からアレンジ、録音、マスタリングまで手掛ける中田ヤスタカの音楽的才能があるからこそ。
 ダンスがおもしろいといっても、それも振り付けのMIKIKO先生が考えているわけです。

 ではPerfumeの3人は何なのか?というと、その楽曲とダンスをステージで披露……するために、10年以上ひたすら努力を積み重ねてきた演者なのだと思います。その鍛錬が尋常じゃないからこそ、どん底から這い上がり、いま最高のパフォーマンスをできているのでしょう。あのライヴを観たら、そりゃ応援したくなりますよ。

 で何が言いたいのかというとPerfumeはアイドル云々以前に「素晴らしい演者であり、スタッフを含めたチームでもある」ということです。3人だけでできることは少なくても、優秀な作家やスタッフとガッチリ組んで切磋琢磨し、奇跡的な作品やライヴを提示してきたのがPerfumeであり、その核にあるのは3人の弛まぬ努力なんだと思います。3人のスピリットや向上心、プロフェッショナリズムが周りの人たちやファンを惹きつけて、偶然に偶然が重なり必然となって、いまに至る道を拓いたのでしょう。

 よって「Perfumeの武器はライヴの凄さとチーム力にあり、その核に3人の人間性(プロ根性含む)がある」というのが自説です。
 そのへんは歌番組やバラエティー番組といった露出では伝わらない(し伝える術もないし、伝える必要がない)部分。3人を毎日TVで観るようになって、「本当に人気者だな。良かったね、おめでとう」とは思いますが、ゲーノー人としてのキャラクターしか見えない安易な露出はどうしても複雑な思いで観てしまいます(一応観てはいる。それとラジオは3人の素が出ていて良いです)。

 そんなやきもきした気持ちが募るなか、NHKの特番「Perfume 20歳の挑戦~Dream Fighter~」が放送されましたね(前置きが長すぎてすみません)。3人の人間性にフォーカスした編集で良かったと思います(ライヴの凄さやチーム力についてはあまり触れられていませんでしたが、詰め込みすぎもなんですし)。
 何よりグッときたのは、武道館の開演直前、舞台袖で顔を突き合わせて励まし合う3人の姿。固い絆や絶対的な信頼が透けて見えました。あの輪の中には何人たりとも入れないでしょう。レッド・ホット・チリ・ペッパーズもライヴの最初に円陣を組んでいますね。あれと同じです。

 そもそも3人が10年以上同じ目標に向かって努力し続けられること自体、もう奇跡的ですよ。大抵どこかで仲違いしたりして消滅するでしょう。あの3人(の人間性)だったからこそ続いたのかもしれません。それも含めて「武器はライヴの凄さとチーム力にあり、その核に3人の人間性がある」という説です。私がしつこく唱える〈『GAME』は2008年版『Revolver』説〉ばりに賛同者が少なそうですが、まあいいんです。

 それで、現在リスナーにとって重要なことは「Perfumeが物凄いライヴをやっていること」だと思ってます。あのライヴはいましか観られませんからね。

 

 以上、思いの丈を書きましたが、所詮は音楽です。CDを聴いて心に響いたり、ライヴが楽しければそれだけで十分。ホントはこんな分析ごっこなど書く必要もないし、読む必要もないと思われますが……。

 余談ですが、「Perfumeの音楽はとても良い」と誰かに伝えると、大体6~7割くらいの確率で「誰のファン?」と訊かれます。それこそ詮無きこと。そう訊かれた時はすかさず「全員」と答えていますが(常に失笑、もしくは「だめだこいつ……完全にイカれちまってるぜ……」と思われる)、それは中田ヤスタカらも含めたチームPerfumeとしての全員を指しているわけです。

 ↓「ミュージック・フェア」で披露した“Dream Fighter”。この曲はいろんな番組で歌っていましたが、これがいちばん偏執的なカメラワークと編集。最高です。

 

次回予告

 ◆アイドルとは何か?――宇多丸師匠の名著「マブ論」、bounceアワード〈最優秀ブック部門〉受賞記念
 ◆ニュー・アルバムへの希望

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2009年1月10日 (土)

GET BACK

 原宿にあるビートルズ・グッズ専門店「GET BACK」が1月18日で閉店するそうです。
 http://beatles.rrm.co.jp/

 開業から26年。僕も学生時代はよく通っていました。先日のリヴァプール行きを契機としてひさびさに足を運んだのですが……残念です。
 閉店までは全商品26%オフ(一部除外)らしいので、ビートルズ好きはぜひ行ってみてください。

 しかし、僕がよく通っていたころはお店の片隅に平然と海賊盤を置いていたっけな……日本武道館でのコンサートのVHS(当方所有)や、未CD化だったはずのハリウッド・ボウル・ライヴのCD版、『Revolver』のアウトテイク集とか……いつのまにか影も形もありません。いまはアップル社のオフィシャル・ショップらしいのでそりゃそうでしょうけど。買っておけば良かったな。
 閉店が本当に惜しまれます。いろんな意味で。

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地獄絵図(本物)

 YouTubeで「GAZA」と入力して「追加日」でソートすると、恐ろしい映像のオンパレード。何でもそうですけど、このご時勢、ちょっと調べれば何でも情報が出てくるのだから、それをいろんな切り口から(過多にならないよう気を付けつつ)入れていかないと、ですね。

 でもこれ、自室で観ていていったい何になるのか……。

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2009年1月 7日 (水)

ロンドンはとにかく寒かった

20081230001802_2

 寒うございましたよ。滞在期間中、昼夜問わず0℃前後でした。

 写真はヒースロー国際空港にて。この時点でお察しいただけると思いますが、カメラの使い方がほとんどわかっていません。

 行程としましては、
 12/29:ロンドン着

 12/30:ハイド・パークやロイヤル・アルバート・ホールを見物/JAZZ CAFEにてロイ・エアーズのライヴ

 12/31:アビー・ロード見物/ラフ・トレードでCD購入/ミュージカル「Billy Elliot」鑑賞

 1/1:リヴァプールへ移動/ビートルズ名所参拝

 1/2:ロンドンへ移動/ヒースロー国際空港から成田へ

という流れでした。全部感想を書くと冗長になるのでいくつかだけ。

■ロイ・エアーズ
 まさか幕張でPerfumeを観た直後にロンドンで彼のライヴを観るとは。ロイ・バンドの編成は、ロイのヴィブラフォン&ヴォーカルと、ギター、ベース、ドラム、キーボード2台(1人はときどきサックスも)、それとヴォーカル(ラッパー)がひとり。キーボードのオヤジの盛り上げ方が強烈。濃厚なファンク・ショウでとても楽しめましたが、ステージが終わるや否やロイが上着の胸ポケットからペンを取り出し、いきなりサイン会スタート。すごい。いつもこうなんでしょうか?

■アビー・ロード
20081231215512  アルバムのジャケット写真とは随分様相が異なりますが、あの横断歩道です(うまく表示できないのでクリックしてご覧下さい)。

Abbeyroadstudio  こちらはかのアビー・ロード・スタジオです。ファンが群がっていました(私含む)。いまでも稼働中。








■ラフ・トレード
Roughtrade  有名なレコード屋です。小洒落た店だったら嫌だなーと思ってましたが、あまりの尖りっぷりにビックリしました。店内の殺伐とした空気は西新宿のブート屋とほぼ同じ。ポスト・パンクやニューウェイヴ、ノーウェイヴ、ダブ・ステップ、ハウス、ブレイクビーツ、ジャズ、ワールドなどなどが雑然と並んでいました。ポンド安のためいろいろとお買い得でしたが、結局ベンガとリジー・パークス、フレンドリー・ファイアーズ(贈答用)のアルバムを購入。全部で30ポンドくらい。(写真は閉店後のものです)http://www.roughtrade.com/site/shop_detail.lasso?search_type=sku&sku=296885

■リヴァプール
Photo
 ジョンがポールと出会った教会にて。プレートには「1957年7月6日、聖ピーターズ教会にてジョンとポールが出会った」というようなことが書いてあります。すべてはここから始まったのです。






Sf2  静まり返ったストロベリー・フィールズ。








Johnhome ジョンが育ったミミ叔母さんの家。ジョンがいつもギターを弾いていた玄関のバルコニーも確認できます。







Story  ビートルズの博物館、〈THE BEATLES STORY〉。行ったのが正月だったせいか、すでに閉店しておりました……。








 ロンドンやリヴァプールは、伝統に基づいたハイブリッドな文化を大切にする街、という印象を持ちました。改めて、東京の良い部分もダメな部分も見えたり。旅は良いですね。リヴァプールはまたゆっくり訪れたいです。
 あと、ヒースロー空港内のHMVが驚異的に安いのでお薦めです。エルボー、MGMT、ブロック・パーティー、ボン・イヴェール?(BON IVER。読みがよくわかりませんが、ラフ・トレードでは2008年度ナンバーワン・アルバム)を買っても20ポンドくらい。歓喜しました。

 って普通の日記ですな。

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