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2008年10月30日 (木)

THE DARK KNIGHT

 結構前の話ですが、映画「ダークナイト」は凄かった。USでは興行収入がとっくに5億ドルを超えたはず。
 あれほどまで圧倒的な作品とは思いませんでした。単純な勧善懲悪ではないシリアスなテーマ……結局は〈人の心〉をテーマとして描いていると思うのですが、登場人物の心理描写が緻密かつスリリングで、ヤバいくらい見応えがあります。
 そもそも「ダークナイト」はバットマン・シリーズの最新作で、今回の敵はジョーカー。彼に扮するヒース・レジャー氏(まさかこれが遺作とは……)の演技はまさに鬼気迫るもので、アンチ・ヒーロー(英雄的でない主人公)と言っても過言ではないと思います……っていうか、あれは群像劇と言ってもいいんでしょうか? バットマンも決して堂々たる主人公ってわけじゃないですし。
 繰り返しになりますが、単に〈悪者のジョーカーを正義のバットマンがやっつける〉程度の代物じゃなく、観ようによっては暗くて深いシリアスな映画なのですが、それがあれだけ異常ヒットしているのは素晴らしいと思います(もちろん深く考えずシンプルに観ても楽しめるけど)。
 ぜひアカデミー作品賞を獲ってほしい。いままでコミックが原作の作品がオスカーを獲ったことはありませんが、〈これはマンガが原作だから作品賞はありえないね〉とかで片付けていい作品じゃないと思いますよ。未見の方はぜひご覧ください!と思ったらもうほとんど公開終了。遅すぎたか……。

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2008年10月21日 (火)

祝・タワーレコード新宿店10周年

 ということで、同店でほぼ全商品15%オフのセールを行なってました。CDをよく買う私ですが、脊髄反射的に買っているわけではなく(そういうときも多々あるが)、なるべく安いところを選んでいます。もちろんこのセールを逃す手はない……ということでいろいろ買いました。その量に自分でも呆れたので、ここで晒してみます。ええ、チラシの裏に書けって話です。

※いちいちレーベル名を入れているのは(かつての)職業病です。

Perfume「Perfume First Tour『GAME』」(徳間ジャパン)
May'n/中島愛“ライオン”(flyingDOG/ビクター)
YMCK & DE DE MOUSE『DOWN TOWN』(avex trax)
DJ BAKU『DHARMA DANCE』(POPGROUP)
SOUL FLOWER UNION『カンテ・ディアスポラ』(BM tunes)
菅野よう子 feat. 坂本真綾『23時の音楽』(ビクター)
SANTOGOLD『Santogold』(Lizard King)
BOZ SCAGGS『Silk Degrees』(SonyBMG)
DON CABALLERO『American Don』(Touch And Go)
SLINT『Spiderland』(Touch And Go)
ONE DAY AS A LION『One Day As A Lion』(Anti-)
THE BEAUTY ROOM『The Beauty Room』(Peacefrog)
DERRICK MAY『Innovator』(R&S)
ESBJORN SVENSSON TRIO『Leucocyte』(Emarcy)
MANFREDO FEST TRIO『Manfredo Fest Trio』(Som Livre)※いまCDの裏を見たら〈要返却 ボンバ・レコード〉ってシールが貼ってあった。
FELA AND AFRIKA 70『Zombie』(Wrasse)
SUN RA『Space Is The Place』(Impulse!)
KEITH JARRETT『Facing You』(ECM)
NAS『Stillmatic』(Columbia)
JB'S『Food For Thought』(Polydor)
MARK STEWART『As The Veneer Of Democracy Starts To Fade』(Mute)
LITTLE FEAT『Dixie Chicken』(Warner Bros.)
CLARA HILL'S FOLKWAVES『Sideways』(Sonar Kollektiv)
JAZZANOVA『Of All The Things』(Verve)
AMP FIDDLER SLY & ROBBIE『Inspiration Information』(Strut)

 といろいろ買ったのですが、これも見る人が見れば「こんなのも持ってなかったの?」と言われそうな定番ばかりです。そしていちばんの問題は、これより前に買って聴いてもいないCDとDVDと本がいくらでもあるということです。

 このご時勢、高いお金を払ってCDなんか買っている人はあきらかに少数派でしょう。いまやケータイやPCをちょっと使えば、音楽なんていくらでも流れてきます。お金なんて払わなくても楽しめますし、そもそもお金を払う価値のある音楽がどれだけあるのかも怪しい。それに、音楽を一生懸命聴いて研究して、という行為自体もう確実に流行らない。そのうえ、何千枚もCDやレコードを持っていて、「いや~もう置く場所がなくってさ」とヘラヘラ笑いながらさらにCDやレコードを買っている人は、少数派どころかもう奇人変人、いや変態の域に達しているとさえいえるでしょう。

 別に音楽がなかろうと生きていくには何の支障もありません。僕も音楽を聴かなくなればたやすく他の趣味に移行するでしょう。〈No Music, No Life〉というのも嘘っぱちです。でも、嘘っぱちだからこそあえてそう言っているわけです。誰も〈No Food, No Life〉とか言ってないでしょ。あたりまえすぎて。

 〈お金と時間を何に使うか〉は個人の自由です。私の場合は、たまたま音楽を聴くことで知的好奇心が満たされるので、より高い費用対効果を求めて、それに湯水のように金を注ぎ込んでいるだけです(それもどうかと思うが)。それと、いちおう仕事にも関わってきますからね……。

 何にせよ、注力できるものがあって良かったとは思いますよ。

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2008年10月19日 (日)

Perfume First Tour『GAME』と雑感

※長文です。Perfumeマニアだけに推奨。

 Perfume初の全国ツアー『GAME TOUR』の模様を収めたライヴDVDが出ましたよ。しかし、発売日前日の時点で都内の大型店では初回盤はほぼ完売とか。相変わらず凄い状況です。

 DVDは今年の5~6月に掛けて行なわれたツアーから、5/5のZEPP TOKYO公演(の本編)と6/1の横浜BLITZ公演(のアンコール部分)を収めたもの。とは言っても、ライヴDVDによくある凝ったカメラアングルやカット割りなどはほとんどなく、単なる記録映像のような趣です。これには賛否両論あるかもしれませんが、ライヴ(というか歌とダンス)をそのまま収めた作りは悪くない、とわたしゃ思います。

 実際、ZEPP TOKYOでのライヴを観たときは「あれ?」と思ったものです。長い不遇の時期を経て、ライヴをやるごとに会場がみるみる大きくなり、観客が倍々ゲームのように増えていった彼女たち。その状況に、そしてステージから見える光景に彼女たち自身が感動して、神懸りのパフォーマンスを繰り広げていたのですが(その最高潮がLIQUIDROOMだったのかも。行けなかったけど)、この『GAME』TOURの段階ではアルバムもチャート1位を獲得し、ライヴに大勢のファンが集まることは良くも悪くも〈あたりまえ〉の状況になっていたわけで。それで3人が慢心したとは到底思えませんが、周囲の状況もPerfumeそのものの立ち位置も加速度的に変化。その最中に3人がどんな心境だったのかは全然わかりませんが、〈求められるもの〉の大きさに対してうまく対処できず、バランスを欠いていたように見えました。ステージセットは豪華で、映像もフル活用し、3000人の観衆は熱狂。でも、3人の存在感がどこかぼやけて、いまひとつ前面に出ていなかったように感じたのです。

 いまこのDVDを観ていて気付いたのは(というか、ホントはBLITZ公演を観た時点で思ったけど)、それは単に、こちらの眼鏡が曇っていただけだと。3人のアティテュードは昔から何も変わっていません。オムニバスのイヴェントに出演して「名前だけでも覚えてください!」と言っていた頃。いろんなスタイルを模索し、迷走していた頃。Apple Storeの片隅で一生懸命歌って踊っていた頃。ようやく自分たちのやっている音楽に自信を持てた頃……。そのアティテュードとは、つまり「自分たちがいまできることを全力でやる」というシンプルなことだと思います。Perfumeは、その〈言うのは簡単だけど、やるのはなかなか難しいこと〉をずっと継続してきた人たちです。それこそが、私が何かの雑誌で見た「Perfumeはアイドルでありながら、アスリート的な部分がある」という(雑誌側からの)言及――つまり、たゆまぬ鍛錬を重ね、己にできるパフォーマンスを最高のレヴェルで発揮するということ――を裏付けていると思います。

 そして、そんな彼女たちの姿勢に惹かれるようにして、優秀なブレインやクリエイター、支援者が現れて手を差し伸べ、スタッフとファンに愛されて……。つまりPerfumeは3人だけでなく、それに関わる人々の力があってのもの。そして、その中心にいる3人の姿勢にブレはありません。状況がどう変わろうとも、そこさえ変質しなければPerfumeは大丈夫。いまではそう思ってます。

 その本質を、簡素な形ながらもしっかりと収めたDVD。悪いはずがありません。ちなみに“wonder2”のあのシーンは美しすぎてもう……。






 これ以降は完全に蛇足ですが、やっぱり冠のTV番組は不要な気がします。3人はきっとレギュラー番組を持てて嬉しいのでしょうけど……。TVは一気にPerfumeの知名度を高められても、その魅力を十分伝えられるものではないと思います。一気に広がったものは一気に忘れられるのが世の常であり、昨今ではそのサイクルはますます早くなっています。安易にキャラクターを売り出すだけではなく、やっぱりパフォーマンスと音楽で勝負してほしいと願う次第です。


 で、さらに蛇足ですが、某音楽雑誌のWEBページでBLITZ公演についてのレポートがありました(以下引用します)。
「 すげー。女子3人のみで、これほど巨大なエンターテインメント空間が作り出せるんだ。」とだけ無邪気に書かれていましたが……それはいかがなものかと。

 また、 「アンコール・ラストでは、メンバーには内緒で事前にお客さん全員に配られていたサイリウムが一斉に発光。ファイナルならではのサプライズ演出に、思わず3人全員大泣きしていたが」と書いてあったけど、全員は泣いてないぞ! しっかりしろ!

 (飛躍するけど)やっぱりあそこは物書きの看板を下ろしたほうがいいですよ。いろんな意味で。

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2008年10月14日 (火)

Famicom Band

■Famicom Band

懐かしのファミコン音楽をオーケストラで演奏なさっている猛者集団、Famicom Band(以下FCB)のコンサートのため川崎へ。
http://famicomband.org/live_9th.html
以下箇条書き。

・9回目の公演。入場無料で、2000人入る会場はほぼ満員。凄い動員です。

・入り口でパンフレットをいただく。表紙は、昔高橋名人が映画に出演した際、16連射でスイカを割っていたことに起因するもの。これ20代前半の人は絶対わからんだろう。

・まず任天堂メドレーからハドソンメドレー。「F-ZERO」「チャレンジャー」がカッコよすぎ。

・演奏だけじゃなく、そのゲームの登場キャラに扮した人がゲームを再現する。

・でも「チャレンジャー」の再現、〈最初の電車のシーンで、姫が「HELP」と言っているその真上でジャンプするたび100点獲得〉というところをわざわざ再現するのはどうか。

・「バンゲリングベイ」演奏時にラジコンヘリを飛ばすところに男のロマンを感じた。

・「ドラえもん」は、〈大魔境〉面の再現度が高い。ジャイアンとスネ夫の何ともいえない存在感とか。

・「たけしの挑戦状」は音楽だけでなく、劇(?)でストーリーも再現。社長を殴るとどんどんズレていくところや、そこらへんの通行人といきなり殴りあうところ、パチンコ屋で(2コンのマイクから)「出ねェぞ」と叫ぶとヤクザがたくさん出てきて袋叩き→葬式などの再現度の高さに絶句。世界初の試みだと思う。

・殺人事件メドレー、「ミシシッピー殺人事件」までやるとはマニアックすぎる。ちゃんと主人公が落とし穴に落ちていたし。

・ヒロインメドレー「シティコネクション」は20年以上ぶりに聴いた。意外なほど覚えていた自分に驚いた。

・「アクトレイザー」組曲って。

・「ファイナル・ファンタジーIV」50分ぶっ通しメドレーは超人的。

・全曲のアレンジと譜面書き、大変だったろうな……。

ファミコン音楽への愛とノスタルジーがありえないレヴェルで結実した、素晴らしいイヴェントでした。しかし、相当カルトなネタも多数。知っている人はメチャクチャおもしろいはずですが、私にはよくわからなくて。結構詳しいと思ってたんだけどな……。

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2008年10月11日 (土)

10月12日

ファミコン愛好家諸氏にこちらをお薦めしたい。
http://famicomband.org/live_9th.html

しかし、朝霧JAMとかサラ・ペイリンの奇妙な発言とか、マクロスfのサントラ第2弾の完成度とか書きたいことはいろいろあるけど、なかなか時間が取れません。まあ、おしなべてしょうもないことばっかですが。

あ、それと
http://www.bounce.com/interview/article.php/4603/ALL/ 
でレポート書いてました(なんといまさら!)。わたしゃ怒髪天や凛として時雨、矢野顕子、Shing02などを書きました。

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2008年10月 4日 (土)

ペイリンの奇妙な発言

アメリカ副大統領候補、サラ・ペイリンさんの発言がおもしろすぎます。それはもう〈ペイリン師匠〉と呼びたいほどに。
http://www.asahi.com/international/update/1001/TKY200810010325_01.html
いまが旬なので、すぐ書かないと!と思っているのですが、何しろこの後午前7時に新宿集合→朝霧ジャム行きなので、帰ったら書きます。

しかし意味のない書き込みだ。

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2008年10月 2日 (木)

LOW END THEORY~SOUL FLOWER UNION

■LOW END THEORY
先週金曜日は代官山のUNITへ。ベイエリア・LAからやってきたパーティー〈LOW END THEORY〉。ジャンル的には……ヒップホップやエレクトロニカ、かな? とにかく、よくわからんがみなさん新しい音楽をプレイなさってました。
楽しかったのですが、なぜか飲みすぎて、後半ほとんど覚えていない有様。といっても記憶が飛んだわけではなく、〈ほとんど立ち寝をしていた〉のが原因かと思われます。楽しみにしていたノーバディもデイデラスも……。まぁ、楽しかったのでよしとします。次はこれですな。
http://www.unit-tokyo.com/schedule/2008/10/18/081018_dbs.php

■ソウル・フラワー・ユニオン
ジブリ・レイアウト展を観た(が割愛)後、SHIBUYA-AXへ。ソウル・フラワー・ユニオンのアルバム・リリース・ツアーの最終公演。
いつぞやのフジロック、ホワイトステージ(1万人収容)を埋め尽くす観客に「いつも俺らライヴやってもこんなに人集まらへん。君ら普段どこにおるねん!?」というMCでお馴染みのヴォーカル・中川敬さんですが、この日は「おお、お客さん入っとるなー。毎度!」とご満悦。
で演奏ですが、めちゃくちゃ良かったなー。彼らのステージはときどき観てますし、いつもハズレはありませんが、この日は本当に楽しかった! 硬軟取り混ぜたメッセージはいつもどおりですが、祝祭感(とでも言うのか)が全開。良いバンドですね。

しかし雑誌「オリコン」をチェックしたら、新譜が初登場89位(売り上げ1500枚くらい)って。AXにそれくらいの人数は集まってましたが……。

あといま思い出したのですが、サザンオールスターズが生放送の歌番組で「マ○コのG☆SPOT!」と歌っていて、流石だと思いました。

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